あなた次第!?
数秘術は当たらない？
当サイトの「誕生日占い」では、西洋占星術に数秘術を掛け合わせて、誕生日ごとの違いを示しています。
その参考にする過程で、「数秘術」についてたくさん調べてみたのですが、「すごく当たってる！」という声がある一方で、「正直、あまり当たらないかも？」と感じる人がいるのも事実のようです。
数秘術に特有の「誕生日から導き出される数字」による占いは面白いけれど、書かれている性格や運勢は、なんだか誰にでも当てはまりそうにも見える。そんな理由から「数秘術ってあまり当たらないのでは？」と疑問を持つ人は少なくありません。
今回よく調べてみて、「当たらないかも」と感じるのはとても自然なことかもしれないと思いました。
数秘術が「当たらない」と言われやすいのには、いくつかの理由があります。
数秘術が「当たらない」と言われる理由
まず一つ目は、数字の意味がとても抽象的だという点です。
「感受性が豊か」「責任感が強い」「自由を大切にする」などの言葉は、多くの人に当てはまります。そのため、「これは自分のことだ」と感じる人もいれば、「ちょっと違うな」と思う人も出てきます。
二つ目は、結果が一つに決まらないことです。
同じ誕生日でも、計算方法や考え方の違いによって、出てくる数字や解釈が変わる場合があります。本やサイトごとに内容が違えば、「どれが本当なの？」と疑問に思ってしまいますよね。
三つ目は、数秘術だけで人生すべてを説明しようとすることです。
進学や仕事、人間関係は、努力や環境、出会いのタイミングなど、たくさんの要素が重なって決まります。それを一つの数字で言い切ろうとすると、どうしても無理が出てしまいます。
それでも数秘術が気になる理由
ここまで見ると、「やっぱり数秘術は当たらないのでは？」と思うかもしれません。
ただ、ここで少し見方を変えてみましょう。
数秘術は、未来をズバリ言い当てる「予言」ではなく、自分について考えるための「ヒント集」と考えることもできます。
たとえば、
「自分は慎重に考えるタイプかもしれない」
「新しいことを始めるのが好きなほうかも」
そんなふうに、自分の考え方や行動のクセを言葉にするきっかけとして使うのです。
誕生日という数字の面白さ
誕生日は誰にとっても一つしかない唯一無二のもので、自分では変えられません。
だからこそ、そこから導き出される数字を通して「自分ってどんな人だろう？」と考えるのは、案外おもしろいものです。
数秘術は、テストの答えのように「正解か不正解か」で見ると、当たらないと感じやすくなります。
一方で、考えるための材料や、会話のきっかけ、ちょっとした自己分析として見るなら、役に立つ場面もあります。
数秘術とのちょうどいい距離感
数秘術は、信じすぎる必要も、強く否定する必要もありません。
「当たる・当たらない」で白黒をつけるよりも、「そういう考え方もあるんだな」と軽く受け止めて楽しむ。
それくらいの距離感で付き合うのが、いちばんちょうどいいのかもしれません。
数秘術は、未来を決めるものではなく、今の自分を見つめ直すための一つの視点。
そう考えると、「当たらない」と感じた経験さえも、意味のあるものに変わってくるはずです。